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会長blog

わかると出来るの違い

2023.09.01

ある機関の評価対象で、出来る評価とわかる評価が違う項目を

見つけた事がありました。

以前も言ったことかも知れませんが、わかると出来るは本当に

違いがあります。

当然、わかっていれば良いという物と出来なければいけない物とが

あります。

出来なければならない事が出来ていない、言うだけの奴という事になるのですが

これは人から評価されない物です。

僕自身が出来るつもりでいたのにやってみれば出来ないという事も

最近多く発見しています。

従業員と仕事をしていて、「はい」と何でも言うのですが何に対してはいというのか?

理解しての「はい」ではなく、聞いていますのハイなのか?それとも

ここにいますというようなハイなのか。

甲子園に出場している監督とベンチの中で話を聞いたことがあります。

金沢の星稜高校との練習試合で選手を呼んで指示の確認をしている時選手は

礼儀正しく「はい」「はい」と連発しているのですがではどうすればいいのか

監督が聞くと答えがない。

監督はその時、理解できなかったのであれば聞きなさいという指示を出しました。

又、東海大甲府の練習試合でもベンチで監督と時間を過ごす事がありました。

このチームは監督が何の指示も出さず違う動きや、練習自体の間違っていると

感じた時に練習をストップしバットを置きます。

その瞬間にキャプテンを中心に集まり話し合いを行っています。

そして監督に何が悪いのか?良いのかを話し合った結果を報告してきます。

答えは皆が考え出したことが良い事なのです。

そうして日々の練習風景を積み重ねながら甲子園に何度も出場をするという

経験を選手にさせているのです。

確かに答えは皆が考え行動したことが一番良い事で監督だけが選手を強く

するわけでもありません。

高校野球の監督には激しく叱り、常に指示をして監督の指示通りに選手を動かし

甲子園出場を果たしている学校もたくさん見てきました。

その中でも印象的な学校は、当時何にも指示をしない近江高校でした。

試合中はベンチに座ったまま何の指示もサインすら出さない監督。

それでも何度も甲子園に出場してベスト4まで勝ち残るチーム。

選手が考え練習をし試合を作り出す。

ここぞという時にはぽつりと話をする。

どちらが良いのか分かりませんが、全てがどうしたいのか?何を求めるかによって

答えが違う、皆が違うはずです。自分が思う納得がいく方法で日々を過ごす方が

一番幸せで、後悔しない人生なのかもしれません。

後悔しないなんて事はないんだろうしそれが自分を強くする方法でもある。

多くの高校野球の監督と出会い仲よくしていただき仕事にも生かせる事が

出来たことに感謝しています。

分かると出来るは本当に違う。