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会長blog

難しい原料仕入れ

2023.12.09

今でも野菜の原料は高知県産を仕入れる事が多いのですが

あまりにもコントロールが経営的にも難しいので国内全般に契約農家を

増やしてその都度仕入れをするという事をここ数年行うようにしているのですが

ここにきて様々な問題も出てきています。

確かに僅か3ヶ月足らずで1年分の高知県産野菜を仕入れるという事は

作業的、冷凍庫不足による預け入れ代金、在庫金額が上がるという事が

悩みの種で時期と在庫を考えながら全国の野菜を仕入れる方が良いのでは?

と幅広く仕入れをするようにしたのですが、今年のように暑く成ったり

寒さが増したりすると非常に難しい問題が出てきているのです。

原料を切らすと致命的な問題となるし、野菜相場の変動があまりにも激しすぎるのです。

人参や玉葱など一番高い時に今年も買い付けないといけない事もあり

タイミングが悪いといつもの6倍とかの価格に跳ね上がるのです。

高くても仕入れをしなければいけないし、昨年ほど玉葱も高くはないですが年間100tほど

仕入れをしなければいけない玉葱が先月より2.5倍くらいの価格になっているのです。

いい加減原料の値上げが止まらない現状に気温の上昇により高知県産人参がいつもの年より

1か月ほど収穫が早くなり今期あと2ヶ月というのに大幅な買い付けを行わなくては

いけないという現状となっています。

確かに市場を見ながら価格をみて仕入れは行いますが原料の読みが中々当たらない

前年比通りに行かない、難しい状況に頭を悩ましている所です。

高知県の直七という田熊スダチがありますが生産者と生産組合の問題で今期仕入れが出来ないという

とばっちりを受けて慌てて特別なルートで仕入れをしなければいけない。

売れ筋の玉葱に使い、中国への輸出を模索していた矢先の出来事。

何と10年以上仕入れをしてきた価格の2倍・・・

もう値上げを取引先にも出来ず、頭を悩ます状況が続いています。

天候による価格の変動、物価高騰の波をもろに受けている今をどのように乗り越えて行くのか

考えて考えて1年中価格の変動を抑える為の全国に契約農家を探し出して行かなければいけません。

来年も出張に出かける事が多くなりそうです。