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会長blog

装置産業の苦しさ

2024.11.01

私たちの業界はいたるところに機械装置を必要とする業界です。

世界経済の状況と経済の成長により大きくインフレに触れようとしている

昨今、機械類はほぼ受注生産となり人件費の高騰や、金属類の値上げで

今までの購入価格より3割から5割近く値上がりが起きています。

しかも発注してから5か月待ち等当たり前の様相であり欲しいときに手に入らない

状況が続き四苦八苦している状況です。

原料の高騰、資材すべての使用原料の値上げに歯止めがかからず毎月のように

何かの値上げが起きてきており値上げをしても後からあとからと値上げラッシュ。

企業の倒産は相次ぎ報道されていないだけで調べていけば沢山の老舗や大手企業など

中堅どころでは倒産も相次いでいます。

値上げに対応できない企業は倒産すればよいという考え方も出来、従業員は利益を出せる

企業に転職することで人の安定も図れるという考え方もあるでしょう?

しかし状況はそんなに甘いものではなく人の動きには限界があるし適正能力がない人材も

多く存在するのではないでしょうか。

餅は餅屋、人にはその人も持つ能力や技術も違います。

どこでも働けするというものでもないはずです。

インフレが悪いとは思っていませんが、急激すぎる今の状態では良しという事はありません。

10年ほど前にロサンゼルス出張をした時にアメリカは毎年人件費を確か2ドル以上(曖昧な記憶)上げなければ

いけないという法律が制定され企業は今の現状以前から準備していたと聞いています。

日本もこの一年で急激に最低賃金が何回上がりましたか?

闇雲に補助金を出し人件費を上げさせる事をよくやっていますがこの現状は更に倒産を招くだけでは

ないでしょうか?

偏見的な情報では地方の中小企業経営者は数値管理が比較的に弱いという事を聞いたことがあります。

私たち食品製造業は本当に機械が設備を必要とする企業ですが生き残りをかけ

人材不足を補うための設備投資が必要です。

機械設備を導入するには大きな建物も必要となりますがそんな大きな設備投資をするわけには

行きません。

利益に対して少しづつの投資しかできないのが現状です。

僕に力がないのでしょう・・・・

価値のある商品を開発し付加価値を上げていくしか方法はないのでしょう?

今の一番の問題は原料手配です。