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会長blog

原料確保

2024.11.01

わが社が抱ええている一番の問題は原料確保です。

気候変動により作物の生育に問題が起き価格が倍以上になることもしばしばあります。

一時は経営的な判断から野菜などの原料を収穫時期に集中的に仕入れ、加工をするという手法をやめ

必要な時に仕入れを起こし加工をするという事も試してみましたが原価率が上昇し

従業員の負担も増え人件費コストも上がり利益率の減少に繋がりました。

今年より収穫時期に1年分の仕入れを起こし在庫として管理するという方法に戻し

大きな冷凍庫の購入と、他の業者への預け入れを行い仕入れ価格の減額に努めています。

しかし問題も多く夏場の熱中症対策、僕すらダウンするという過酷な状況でこの夏過ごしました。

当然原価は減少できても、設備投資が増えるという問題に直面していることも事実であり

1年に出る利益分の投資しかできないのです。

計画仕入れ、計画販売というような経営は本当にむつかしい。

時には不良在庫なども発生し、契約農家さんからの一斉納品につき廃棄しなくてはいけない

状態もありました。

機械がないため全てマンパワーによる手作業で行わなければいけない会社なのです。

当然、問題のある機械類にも優先順位をつけ購入はしています。

今年は、玉ねぎの皮むき器、大型ミキサー、生ごみ処理機、冷凍庫等投資をしました。

来年は大型のクーラーの導入と2台の蒸気窯を入れないと太刀打ち行きません。

円安により仕入れの状況も大きく変わりました。

輸入品で良かったいい手企業が輸送コストの上昇により国産野菜を使用し始め

大量に原料を抑え込む事も多くなりわが社に入荷している原料は今までになかったような

小さな玉ねぎ。加工時間は倍以上かかるようになりました。

全てにおいて八方塞ですね。

悩み続け乗り越えることが経営者の力のでしょう。

追い込まれると強いのが僕です。